富士山は世界遺産になれるのか? 

2013年6月26日 世界遺産登録実現 おめでとう!!!





キーワードは文化的景観



 富士山は、春、夏、秋、冬の四季を通じて美しい景観と変化に富んだ豊かな自然を有するわが国最高峰(最高点は剣ヶ峰の3776m)の円錐状の成層火山(strato volcano)(注1)で、山岳、湖沼、森林、海岸、島などからなる富士箱根伊豆国立公園(昭和11年2月1日指定 面積121,850ha )のシンボルです。

 富士山は、白山や立山などと共に古くからわが国を代表する名山として、広く国民に親しまれ、わが国の誇りの一つでもあり、日本列島のランドマークでもあります。

 また、富士山には、17世紀初期の寛永年間に始められたといわれる富士山そのものを信仰の対象とする富士講と深く関わる白衣、金剛杖、腰に鈴の道者姿が白一筋に埋める登拝の道も残され、浅間大神が鎮座する神の山、或は、霊峰富士として数多くの庶民に崇拝されてきました。冨士講は、上野、下野、常陸、安房、上総、下総、相模、武蔵 の関八州を中心として、信濃、越後、奥羽、時には、長門の方面まで分布していたといわれています。

 田子の浦ゆ うち出でて見みれば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける (山部赤人 「万葉集」より)

 富士には月見草がよく似合ふ太宰治 「富嶽百景」より

 古くは、万葉集、そして、新古今和歌集、続日本紀、竹取物語、更級日記、江戸後期には、浮世絵師・葛飾北斎の「富嶽三十六景」、安藤広重の「東海道五十三次」、小説家・太宰治の「富嶽百景」などの作品のモチーフや題材にもなり、遠方より望む秀麗な山岳景観に込められた歴史的価値、文化的価値、それに、芸術価値もきわめて高いと言え、富士山は、わが国の文化財保護法でも、昭和27年(1952年)に【国の特別名勝】に指定されています。

 それ故に、富士山は、わが国を代表する観光資源の一つとして鑑賞価値も高く、(財)日本交通公社が全国の約8000の自然資源や人文資源などの観光資源を客観的データと専門家の判断により総合評価したランクでも、摩周湖(北海道)、十和田湖、白神山地のブナ原生林(青森県・秋田県)、尾瀬ヶ原(福島県・群馬県・新潟県)、東照宮(栃木県)、黒部峡谷(富山県)、穂高連峰(長野県)、皇大神宮、式年遷宮(三重県)、延暦寺(滋賀県)、修学院離宮庭園、桂離宮庭園(京都府)、姫路城(兵庫県)、法隆寺、東大寺(奈良県)、高野山(和歌山県)、出雲大社(島根県)、厳島神社、広島平和記念資料館(広島県)、秋芳洞・秋吉台(山口県)、阿蘇山と外輪山(熊本県)、屋久島、屋久杉の原始林(鹿児島県)、西表島(沖縄県)などと共に、特A級(わが国を代表する資源で、かつ世界にも誇示しうるもの。わが国のイメージ構成の基調となりうるもの。特A級として評価されているものは37ある)として評価されています。

 富士山は、私たちに、近くは、富士五湖(河口湖、山中湖、本栖湖、精進湖、西湖)や箱根から、遠くは、新幹線の車窓から、或は、飛行機の機中から、或は、新宿副都心などの東京のビルの谷間からその雄姿と景観を楽しませてくれ、明日への勇気と希望など感銘を与えてくれました。また、古くは30年近い前になりますが、新入社員入社前研修で滞在した、富士のさと「国立中央青年の家」(現在 国立中央青少年交流の家 〒412-0006 御殿場市中畑2092-5)から毎日見た富士山の雄姿と景観、「国立中央青年の家」の希望の歌も歳月が経った今も深く印象に残っています。


 
希望の歌 (作詞:足立 浩 作曲:音成彦始郎)

  青い空 雲もなく そびゆる 富士は
  若人の希望のしるし 仰ぎみて 生きるよろこび
  しみじみと ふかまるよ ここ 青年の家

  風かおる さわやかに みどりの髪は
  若人の誇りのしるし なびかせて 語ればいとど
  友情の ひろがるよ ここ 青年の家

  霧ながれ 雲はしる 箱根の山は
  若人の つよさのしるし のぞみ見て 生きる力の
  たくましく みなぎるよ ここ 青年の家


 私たちは、その恩返しとして、わが国の誇れる富士山をユネスコ世界遺産(出来ることなら日本では最初の複合遺産(注2)にすることを内外にアピールしていくことを当シンクタンクの21世紀プロジェクトの第一弾と位置づけ、富士山のユネスコ世界遺産化を、あらゆる機会をとらえ、アピールしてまいりたいと考えています。 

 世界遺産は人類共通の財産(our common heritage)という考え方がありますが、身近なものやかつて訪れたことがあるものについては親近感を覚えますが、そうでないものについてはピンとこないというのが実感かもしれません。このことは日本にある世界遺産についても同様ですが、富士山は世界遺産ではなくても、また、富士山の近隣に住んでいなくても、富士山はわたしたち日本人共通の財産であると認識している人は数多いと思います。

 富士山がユネスコの世界遺産になる為には、単に、有名であるということではなく、その顕著な普遍的価値(outstanding universal value)、すなわち、その真正性(オーセンティシティ)、或は、完全性(インテグリティ)、ユネスコ世界遺産の登録基準を一つ以上満たすことへの適合性、そして、他の類似物件との比較においての優位性などの正当性を証明しなければなりません。

 
世界遺産の登録基準

(i)人類の創造的天才の傑作を表現するもの。
(ii)ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、 町並み計画、 景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(iii)現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または、 少なくとも稀な証拠となるもの。
(iv)人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、 または、景観の顕著な例。
(v)特に、回復困難な変化の影響下で損傷されやすい状態にある場合における、ある文化 (または、複数の文化)、或は、 環境と人間との相互作用、を代表する伝統的集落、 または、土地利用の顕著な例。
(vi)顕著な普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、 文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの。委員会は、この登録基準は、 他の基準と一緒に 適用されることが望ましいと考える。
(vii)もっともすばらしい自然的現象、または、ひときわすぐれた自然美をもつ地域、 及び、美的な重要性を含むもの。
(viii)地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには、生物の記録、 地形の発達における重要な地学的進行過程、 或は、重要な地形的、または、自然地理的 特性などが含まれる。
(ix)陸上、淡水、沿岸、及び、海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつ ある重要な生態学的、生物学的プロセスを 示す顕著な見本であるもの。
(x)生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいる もの。これには、科学上、または、保全上の観点から、普遍的価値をもつ絶滅の恐れの ある種が存在するものを含む。

 そして、世界遺産としての価値を将来にわたって継承していく為の恒久的な保護・管理措置が講じられていることが必要です。

 これらのユネスコ世界遺産への登録要件を満たすことが出来るならば、日本政府は、文化審議会(旧文化財保護審議会)の審議等を経て、日本政府の推薦物件として、<暫定リスト提出書式>、そして、<世界遺産登録に向けての物件の推薦書式>の書類をユネスコ世界遺産センターに提出する運びとなります。

 2000年11月に開催された文化財保護審議会世界遺産条約特別委員会(座長 坪井清足元興寺文化財研究所所長をはじめ、金関恕ユネスコ・アジア文化センター文化遺産保護協力事務所長、平山郁夫前東京芸術大学学長など有識者10人の委員で構成)で、今後、わが国が、5〜10年以内に世界遺産に登録予定の推薦候補物件を記載した「暫定リスト」<世界遺産に未だ登録されていないのは、「古都鎌倉の寺院・神社」、「彦根城」の2物件>への追加対象として、「平泉の文化遺産」、「紀伊山地の霊場と参詣道」、「石見銀山遺跡」の3物件が選定されました。

 また、同委員会は、「今後の調査研究や保護措置などの状況によって、将来的に候補物件を追加することを検討することが必要と考えられるとし、例えば、富士山は古来より霊峰富士として聞こえ、富士信仰が伝えられると共に、遠方より望む秀麗な姿が多くの芸術作品の主題となるなど、日本人の信仰や美意識などと深く関連しており、また、今日に至るまで人々に畏敬され、感銘を与え続けてきた日本を代表する名山であり、顕著な価値を有する文化的景観として評価することができると考えられる。富士山のこのような面については、今後、多角的、総合的な調査研究の一層の深化とともに、その価値を守るための国民の理解と協力が高まることを期待し、できるだけ早期に世界遺産に推薦できるよう強く希望する」との見解を示しました。

 富士山をユネスコ世界遺産に登録する為の手順としては、まず、この「暫定リスト」にノミネートされることが必要です。すなわち、日本政府が、富士山はユネスコ世界遺産に登録することがふさわしいということを認知し政府推薦することが前提になります。


 それでは、「ユネスコ世界遺産とは何なのか?」について、私共の世界遺産観を述べてみたいと思います。また、富士山をユネスコ世界遺産にしていくための視点、なかでも、その顕著な普遍的価値についての証明が必要です。

 この点については、私どもは、富士山が有する独特の景観(ランドスケープ)と、その精神的価値に着目したいと思います。

 富士山の自然については、Udvardyの地域区分によると、旧北界(The Palaearctic Realm)、常緑樹林(Japanese Evergreen Forest)、亜熱帯および温帯雨林(Subtropical and temperate rain forests or woodlands)に属します。その特性としては、

 第一に、富士山の単独峰の成層火山は貴重で、また、流動性が大きい玄武岩性溶岩により形成された溶岩トンネル、溶岩洞窟、それに、溶岩樹型も地形学上重要であるとされています。

 第二に、火山噴火後に形成された溶岩上に発達した植物群落、また、青木ヶ原樹海に発達した溶岩洞穴群は広大な洞窟動物の生息地となっており、環境条件の変遷に適応した節足動物など生物学的過程を示す顕著な例として学術的に重要であるとされています。

 第三に、独立峰としての美的景観は日本随一であることです。

 富士山の世界遺産化運動については、1992年にわが国がユネスコの世界遺産条約を批准した頃に、地元の熱心な市民や自然保護団体の方々を中心に「富士山を世界遺産とする連絡協議会」(最終的に、静岡県側14団体、山梨県側8団体 合計22団体)を組成、全国的な246万人の署名を得て、1994年には「富士山の世界遺産リストへの登録に関する請願」として国会請願の段階にまで達しましたが、1995年に開催された「富士山国際フォーラム」で、ユネスコ世界遺産センターの関係者から「富士山の世界遺産化については環境保全の対策に問題がある」との指摘もあり、結果的に、富士山を世界遺産にする旨の政府推薦はなされなかった経緯があります。

 富士山を取り巻く環境は、地域開発が進むと同時にゴミやし尿などによる環境汚染、植生維持の困難、悪質なオフロード車やオフロードバイクの車道外への乗り入れなどの問題が深刻化していました。現場を一度見れば、果たして世界遺産として恒久的に保護管理していける体制にあるのかといった疑問が残ったのも事実です。こうした事実認識から、環境省など国の機関、そして、静岡県、山梨県の関係自治体も富士山を取り巻く環境の保全化に向けて、前向きに取組んできました。

 なかでも、1998年に山梨県静岡県が共同で制定した「富士山憲章」は、私たちが守るべき行動規範で、大変わかりやすく、他の世界遺産地などでも通用するモラルや心構えが定められています。

 
富士山憲章(平成10年11月18日 山梨県・静岡県制定)
 
 富士山は、その雄大さ、気高さにより、古くから人々に深い感銘を与え、「心のふるさと」として親しまれ、愛されてきた山です。
 富士山は、多様な自然の豊かさとともに、原生林をはじめ貴重な動植物の分布など、学術的にも高い価値を持っています。         
 富士山は、私たちにとって、美しい景観や豊富な地下水などの恵みをもたらしています。この恵みは、特色ある地域社会を形成し、潤いに満ちた文化を育んできました。
 しかし、自然に対する過度の利用や社会経済活動などの人々の営みは、富士山の自然環境に様々な影響を及ぼしています。富士山の貴重な自然は、一度壊れると復元することは非常に困難です。
 富士山は、自然、景観、歴史・文化のどれひとつをとっても、人間社会を写し出す鏡であり、富士山と人との共生は、私たちの最も重要な課題です。             
 私たちは、今を生きる人々だけでなく、未来の子供たちのため、その自然環境の保全に取り組んでいきます。
 今こそ、私たちは、富士山を愛する多くの人々の思いを結集し、保護と適正な利用のもとに、富士山を国民の財産として、世界に誇る日本のシンボルとして、後世に引き継いでいくことを決意します。
 
 よって、山梨・静岡両県は、ここに富士山憲章を定めます。
 
   1  富士山の自然を学び、親しみ、豊かな恵みに感謝しよう。
   1  富士山の美しい自然を大切に守り、豊かな文化を育もう。
   1  富士山の自然環境への負荷を減らし、人との共生を図ろう。
   1  富士山の環境保全のために、一人ひとりが積極的に行動しよう。
   1  富士山の自然、景観、歴史・文化を後世に末長く継承しよう。 

 
富士山カントリーコード(平成10年3月 富士箱根伊豆国立公園富士山地域環境保全対策協議会制定)
   ―10の約束、美しい富士山をあなたと共にいつまでも―

 1 「美しい富士山を後世に引き継ぐ」
  日本一高く美しい富士山を,いつまでも美しく,我が国の自然風景の象徴として後世へ引き継ぎます。
 2 「ゴミは絶対捨てずに,すべて持ち帰る」
  富士山の美しい景観の中では少しでもゴミが落ちていると大変目立ちます。また,空気の薄い富士山では清掃も重労働で危険な作業です。ゴミの持ち帰り運動に協力し,自分で持ち込んだゴミはすべて自宅まで持ち帰ります。
 3 「ゴミになるようなものを最初から持っていかない」
  近くに見えても頂上まではきつい道のりです。疲れないためにも,無駄な荷物は極力省き,ゴミを出さないようにします。
 4 「登山道をはずれて歩かない」
  登山道でない場所を歩くと,崩れやすいばかりか,植生を傷めることにもなります。登山道をはずれて歩かないようにします。
 5 「登頂記念の落書きをしない」
  登頂記念の石の落書きは,山頂の景観を著しく壊すことになります。石の落書きはしません。
 6 「車道外へ車両等を乗り入れない」
  オフロード車やオフロードバイクの車道外への乗り入れは,植生を傷め,動物の生息を脅かします。車道でない場所へは車,バイクを乗り入れないようにします。
 7 「溶岩樹型等の特殊地形を壊さない」
  溶岩樹型などは富士山の歴史を物語る古文書です。特殊な地形について学び,大切にします。
 8「駐車場ではアイドリングをしない」
  アイドリングによる排気ガスはきれいな空気を汚します。駐車場での無駄なアイドリングはしません。
 9 「動植物を採らない」
  自然の中で生きる多様な動植物は,すべて富士山の自然の仲間です。富士山の動植物を大切にします。
 10 「トイレなど公共施設をきれいに使う」
  トイレをはじめ,公共施設は,一人が汚すと後から使う人達が不快です。一人ひとりが気をつけて,汚さず,壊さずに使います。

 しかしながら、いくら立派な法律や条例、それに、モラル・コードがあっても、一部の心無い人達の為に、環境が大きく損なわれてはなりません。

 21世紀の日本にとって、また、日本人にとって、富士山が抱える課題や困難を克服していくことのプロセスは、わが国の誇れる国土づくり、そして、日本人の意識や心の改革にもつながることだと思います。21世紀は「環境の世紀」ともいわれますが、富士山は、私達に、これらの問題を解決していく為の課題を投げかけているのかもしれません。

 日本、そして、日本人の精神性を知る富士山は、過去から現在、そして、未来へと私ども人類、そして、人間の活動を見守り続ける地球と人類の歴史の生き証人でもあります。活きた火山でもある富士山は、マグマの活動と関係があるとされる「低周波地震」が多発しており、1707年(宝永4年)以来の300年振りの噴火の危険さえもささやかれており、見方によっては、富士山が私たち人間の所業に対して怒りを内発している様にも見えます。

 ユネスコ世界遺産は、現在、世界の各地に890物件あります。このうち、わが国には、14物件(自然遺産が3物件、文化遺産が11物件)あります。世界遺産は人類共通の財産であり、私たち人類が守り未来に継承していかなければなりません。しかしながら、それぞれの世界遺産と人との関わりは、それぞれの人によって、感じ方や温度差があるのも事実です。

 富士山と人との関わり、これも多様ですが、日本人の一人として外国人と接する場合においても、日本人の美意識として誇れるものの身近な存在の一つであり、内外を問わず、富士山、Mt.Fuji、Fujisan、Fujiyamaの愛好者が多いのにも、大変、驚かされます。NHK衛星放送(BS2)が2000〜2001年に実施した「21世紀に残したい日本の風景」の全国ランキングでも、堂々と1位にランクされました。

 富士山が抱える課題や困難を克服し、名実共に内外に誇れる世界遺産にしていく道、これこそが、われわれ日本人が真の地球市民になれる道筋であるかもしれません。


 富士山のユネスコ世界遺産化への道、それは、第一に、世界遺産の登録範囲を具体的にどの様にするのか、核心地域(コア・エリア)と緩衝地帯(バッファー・ゾーン)を明確にし合意形成を図っていくことです。関係市町村も、山梨県側は、富士吉田市、富士河口湖町、身延町、 忍野村、 山中湖村、 鳴沢村、 静岡県側は、富士宮市、 富士市、 s御殿場市、 裾野市、 静岡市、小山町と県境を越えて広域にまたがります。

 富士山南麓の静岡県富士宮市の富士山本宮浅間神社本殿【国の重要文化財】、富士山北麓の山梨県富士吉田市の北口本宮富士浅間神社西宮本殿、本殿、東宮本殿【国の重要文化財】、また、登拝道、地学的にも大変興味深い河口湖、山中湖、本栖湖、精進湖、西湖からなる富士五湖、それに、田貫湖をはじめ、溶岩流が残した溶岩洞窟である吉田胎内樹型【国の天然記念物】、船津胎内樹型【国の天然記念物】などの熔岩樹型群、富士山原始林(青木ヶ原)【国の天然記念物】、白糸の滝【国の名勝天然記念物】などの山麓地域、民有林や自衛隊の北富士演習場(山梨県富士吉田市、南都留郡山中湖村)や東富士演習場(静岡県御殿場市、裾野市、小山町)がある裾野の範囲が課題になると思います。

 第二は、遠くから見ても近くから見ても、わが国の誇れる【特別名勝】であり、また、世界遺産にふさわしい自然の美しさを誰もが感じられる自然環境と富士山に生息する動植物など生態系の回復です。例えば、30kuにも及ぶ針葉樹と広葉樹が混合した自然林、青木ヶ原の樹海、亜熱帯針葉樹林帯のコメツガ、シラビソ林、森林限界の矮生のカラマツ、御中道付近の高山植物帯等の特徴のある植生です。

 第三は、本来、富士山が有していた聖山への回帰です。富士山には、毎年約25万人の登山者、約3,000万人の観光入込客があります。観光関連業者との様々な軋轢が生じるかもしれませんが、カナダのカナディアン・ロッキー山脈の国立公園の様に利用目的別のパスポート制の導入を図るなど、まずは、静岡県側の富士宮口、御殿場口、須走口、山梨県側の吉田口、河口湖口などの登山口での入山規制を設けることだと思います。これは、有料制であっても良いと思います。

 また、ゴミの不法投棄については、厳しい罰則規定を設けるなど聖域保全の為の環境条例の制定が急がれます。それに、民間NGOを活用するなどレンジャー(公園巡回管理人)の数を増やし環境保護等の監視を強化することだと思います。

 人為的に富士山本来の美しさが損なわれているとしたら、環境保全対策などその阻害要因の問題解決を図っていかなければなりません。本来、顕著な普遍的価値を有する「人間と自然との共同作品」である文化的景観の概念が当てはまるのが本来の富士山の姿であったはずですから……。

 文化的景観とは、人間と自然との共同作品で、人間と自然環境との相互作用の様々な表現を意味し、自然環境との共生のもとに継続する内外の社会的、経済的及び文化的な力の影響を受けつつ時代を超えて発展した人間社会と定住の例証であり、

  1)人間によって設計され意志的に創り出された庭園、公園などの景観
  2)農林水産業などの産業と関連した景観など有機的に進化してきた棚田などの景観
  
3)信仰や宗教、文学、芸術活動などと関連する聖山などの景観

の3つのカテゴリーに分類することができます。

 富士山の場合、基本的には、第3カテゴリーの信仰や宗教、文学、芸術活動などと関連する景観に該当すると思いますが、、昔日の景観ではなく、具体的に現在の風物景観を写真や絵におさめてみる必要があるように思います。また、第2カテゴリーの農林水産業などの産業と関連した景観など有機的に進化してきた景観、或は、第1カテゴリーの人間によって設計され意志的に創り出された景観についても、総点検してみるべきだと思います。

 
富士山と周辺の文化的景観として、例えば、

 ○富士山と浮島ヶ原(静岡県沼津市) 水田景観
 ○富士山と牧之原大茶園(静岡県菊川町) 畑地景観
 ○富士山と大渕の茶畑(静岡県富士市) 畑地景観
 ○富士山と日本平の茶畑(静岡県静岡市・清水市) 畑地景観
 ○富士山と朝霧高原の牧草地(静岡県富士宮市) 草地景観、牧畜景観
 ○
富士山と三保松原(静岡県静岡市) 海浜景観
 ○富士山と駿河湾(静岡県) 桜えび漁等の出漁風景 漁業景観
 ○富士山と柿田川(静岡県清水市) 河川景観
 ○富士山と西伊豆海岸の農村集落と漁村集落(静岡県戸田村、西伊豆町) 集落景観
 ○富士山と富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市) 信仰景観
 ○富士山と田貫湖(静岡県) 湖水景観
 ○富士山と北口本宮冨士浅間神社(山梨県冨士吉田市) 信仰景観
 ○富士山と河口湖(山梨県) 湖水景観
 ○富士山と山中湖(山梨県) 湖水景観
 ○富士山と本栖湖(山梨県) 湖水景観
 ○富士山と精進湖(山梨県) 湖水景観
 ○富士山と西湖(山梨県) 湖水景観
 ○富士山と忍野八海(山梨県南都留郡忍野村) 湧水池景観
 ○富士山と忍野村内野(山梨県南都留郡忍野村) 畑地景観
 ○富士山と登美の丘(山梨県甲斐市) 畑地景観
 ○富士山と信玄堤、信玄橋(山梨県甲斐市) 伝統的産業や生活を示す文化財の周辺の景観
 ○富士山と御坂峠(山梨県南都留郡富士河口湖町) 文学活動などと関連する景観

などが挙げられます。

 文化的景観の概念は、1992年に世界遺産条約履行の為の作業指針(Operational Guidelines)に新たに加えられたもので、わが国の文化財の範疇では、庭園、橋梁、渓谷、海浜、山岳などの名勝がこれに近い範疇でしたが、2004年6月にわが国で初めての景観についての総合的な法律である「景観法」(都市、農山漁村等における良好な景観の形成を図るため、良好な景観の形成に関する基本理念及び国等の責務を定めるとともに、景観計画の策定、景観計画区域、景観地区等における良好な景観の形成のための規制、景観整備機構による支援等所要の措置を講ずる)の制定に伴い、2004年に文化保護法が一部改正され、文化財の種類に、新たに【重要文化的景観】が加わりました。

 2005年11月に、「近江八幡の水郷」(滋賀県近江八幡市)が、わが国初の【重要文化的景観】に選ばれました。「近江八幡の水郷」は、近江八幡市の北東部に広がる西の湖やその周辺に展開するヨシ原などの自然環境が、西の湖の北岸に面する円山の集落の簾(すだれ)や葭簀(よしず)などのヨシ産業などの生業や内湖と共生する近江八幡の地域住民の生活と深く結びついて発展した風景である文化的景観です。

 また、2006年7月には、「一関本寺の農村景観」(岩手県一関市)が、2007年7月26日には、「アイヌの伝統と開拓による沙流川流域の文化的景観」(北海道沙流郡平取町)と 「遊子水荷浦の段畑」(愛媛県宇和島市) 、2008年3月28日には、「遠野 荒川高原牧場」(岩手県遠野市)、 「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」(滋賀県高島市)、 「小鹿田焼の里」(大分県日田市)、2008年3月28日には、「蕨野の棚田」(佐賀県唐津市)と「通潤用水と白糸台地の棚田景観」(熊本県上益城郡山都町)、2009年2月12日には、「宇治の文化的景観」(京都府宇治市)、 「四万十川流域の文化的景観 源流域の山村」(高知県高岡郡津野町)、 「四万十川流域の文化的景観 上流域の山村と棚田」(高知県高岡郡檮原町)、 「四万十川流域の文化的景観 上流域の農山村と流通・往来」(高知県高岡郡中土佐町)、 「四万十川流域の文化的景観 中流域の農山村と流通・往来」(高知県高岡郡四万十町)、 「四万十川流域の文化的景観 下流域の生業と流通・往来」(高知県四万十市)が選定され、今後も、わが国を代表する【重要文化的景観】が全国的に指定されていくと思います。当然のことながら富士山に係る【重要文化的景観】も指定されると思いますが、この指定区域の範囲を決め、手続きを行う上のプロセス、なかでも、申出を行う自治体による

 (1)文化的景観保存計画の策定
 (2)文化的景観保存条例の制定
 (3)申出についての所有者への同意確認
などの作業がきわめて重要です。

 かつては、富士山に登ると、山麓から山頂にかけての植物相の変化やここに生息する鳥類などの変化も観察ことが出来たはずですから‥‥。中途半端な山頂と五合目のバイオ・トイレにしろ、自動販売機にしても富士山のランドスケープとはマッチしません。人工の造形物を造るのであれば、環境省による富士山ビジター・センターの様な施設を山頂の近くにも設けて欲しいと思います。

 畏敬すべき山ではあっても恥ずべき山であってはなりません。


 富士山をユネスコ世界遺産にする為には、一重に、富士山を取り巻く環境を大事にする私たち日本人一人一人のモラルとマナーにかかっている様に思います。資質の高い山ですから、きっと実現できるに違いありません。

 毎日新聞がテレビで、「富士山が世界遺産になれなかったのは………というキャンペーンを行っていましたが、果たしてどうでしょうか。富士山の名誉回復の為にも、わが国が内外に誇れる数少ない財産の一つである富士山をユネスコの世界遺産にしようではありませんか。富士山の世界遺産化は、地元の山梨県と静岡県だけが考える課題ではなく、全国民的な議論に高めていくべき課題である様に思います。

 2001年12月にフィンランドのヘルシンキで開催さた第25回世界遺産委員会では、ドラマティックな山岳景観を誇る世界的にも有名なドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、スロヴェニア、スイスの6か国にまたがるアルプス山脈のうちスイス側のユングフラウ、アレッチ、ビエッチホルンが自然遺産として世界遺産に登録されました。まずは、スイス側からということになりましたが、世界遺産登録運動の開始から実に20年の歳月がかかったと言われています。

 富士山の環境保全の為に山梨県と静岡県の一体行政が望ましいのであれば両県の合併、若しくは、「富士山州」の様な道州制への移行も視野に入れるべきだと思います。既成概念から脱却し、多角的、そして、総合的に富士山を取り巻く環境を総点検し、あるべき姿へと回復、そして、再生させていかなければなりません。富士山の存在とはそんなに大きなものなのです。

 鑑賞上、景観上、学術上、或は、歴史上、芸術上、そして、保全上などあらゆる視点から富士山を見つめ直し、或は、多角的、或は、多面的な富士山学を通じて、その顕著な普遍的価値や重要性を英知を結集し証明していくことが求められています。

 わが国の誇れる秀峰富士山の世界遺産登録を実現する為の国民会議も2005年4月に設立されました。また、文化庁も世界遺産暫定リストの候補物件を全国の自治体に公募しました。そして、2006年11月、静岡県と山梨県の両県による富士山世界文化遺産登録推進両県合同会議は、暫定リスト素案を決定、文化庁に提出、富士山は、その中から、「富岡製糸場と絹産業遺産群」、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、「飛鳥・藤原の宮都とその関連遺跡群」、それに、自然遺産候補の「小笠原諸島」(環境省・林野庁所管)と共に選定され、2007年1月に、ユネスコの世界遺産暫定リストに登録されました。

 最近、富士山の世界遺産登録について、様々な疑問が生じてまいりました。遠景から眺めてきた富士山ですが、中景、近景と富士山をクローズ・アップすればする程、人間のエゴによって利用され続けてきた歴史を不憫に思わざるを得ません。


 富士山の「文化的景観」は、最早、過去のものであり、現在は、その面影さえも留めていない、或は、消失しつつある様に思えてなりません。

 世界遺産登録運動も、政治的、経済的に利用されてはならないと思います。誰の為の何の為の世界遺産登録なのか、世界遺産条約の目的や意義を、原点に立ち返って考えてみる必要がありそうです。

 富士山が人類共通の世界遺産にふさわしい「顕著な普遍的価値」を有することの証明において、該当する登録基準とその根拠となる理由の必要条件、真正性、完全性、他の類似物件との比較などの十分条件のなかで、特に、問題になるのは、その完全性についてです。住宅、別荘地、ゴルフ場、スキー場、遊園地、演習場など開発行為による負の影響が余りに大きい様に思います。

 山岳と瀑布の違いはありますが、富士山は、アメリカ合衆国とカナダの2か国にまたがる世界三大瀑布の一つである「ナイアガラの滝」に似ている様な気がします。「ナイアガラの滝」は、なぜ、世界遺産になれないのか、共通点がある様に思います。

  
富士山を取り巻く景観を、改めて、山麓から山頂へと眺めた時に思うのは、戦後の日本の国土開発、地域開発のあり方が、果たして、これで良かったのだろうかと思うのは、きっと、私一人ではないでしょう。

 富士山の世界遺産登録を考えるこの機会に、50年後、100年後の富士山の姿を思い描いて、子々孫々に誇れる、本来あるべき富士山の景観や環境を取り戻し回復していく問題解決型の地域づくり、まちづくりを進めていくことが喫緊の課題だと思います。

 2013年6月にカンボジアの首都プノンペンで開催された第37回世界遺産委員会、例年通り、オブザーバーとして参加した。最大の関心は、「富士山」の世界遺産登録の行方であった。先にに専門機関のICOMOSの評価は、構成資産の一つ「三保松原」を除外することを前提条件とした「登録」勧告をしていたが、世界遺産委員会での審議の帰趨、なかでも、登録の主体である「富士山」の山体を展望する地点や景観の扱いについての世界遺産委員会の見解には、特に注目した。 

 それに、2016年の第40回世界遺産委員会での報告を義務づけられるであろう保全状況報告書への反映事項、@文化的景観のアプローチを反映した登録遺産の全体ビジョン A来訪者戦略 B登山道の保全方法 Cモニタリングなどの情報提供戦略 D富士山の噴火、或は、大地震などの環境圧力、新たな施設や構造物の建設などの開発圧力、登山客や観光客の増加などの観光圧力など、さまざまな危険に対する危機管理計画に関する進展状況 E管理計画の全体的改定などICOMOSが課した登録後の宿題に関する議論の推移を見守りたかった。

 しかしながら、論議は、まさか、インスピレーションだけでの発言ではあるまいが、ドイツ、メキシコ、セネガル、タイ、マレーシア、カンボジア、ロシア連邦、フランス、カタールなどの委員国が「三保松原」を連呼、構成資産に含める賛成の発言に終始し、
「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」(Fujisan、sacred place and source of artistic inspiration)は、2013年6月22日(土曜日)現地時間午後15時28分(日本時間午後17時28分)に「登録」決議、結審した。


(注1)
成層火山(コニーデ)とは、溶岩、火山灰、火山礫が互層をなして形成された火山。
代表的なものとしては、キリマンジャロ山(タンザニア)、マヨン山(フィリピン)、ナウルホエ山(ニュージーランド)、ベスビオ山(イタリア)、クリュチェフスカヤ山(ロシア連邦)、レーニア山(アメリカ)などがあげられる。わが国では、富士山をはじめ、鳥海山、磐梯山、岩木山、桜島など。

(注2)
自然遺産と文化遺産の両方の登録基準を満たす複合遺産は、世界遺産条約の本旨である自然と文化との結びつきを代表するもので、現在、下記の24物件がユネスコの世界遺産に登録されています
ギョレメ国立公園とカッパドキア、ヒエラポリス・パムッカレ(トルコ)、泰山、黄山、峨眉山と楽山大仏、武夷山(中国)、カカドゥ国立公園、ウルル・カタジュタ国立公園、ウィランドラ湖群地方、タスマニア森林地帯(オーストラリア)、トンガリロ国立公園(ニュージーランド)、アトス山、メテオラ(ギリシャ)、セント・キルダ(イギリス)、ピレネー地方ーペルデュー山(フランス・スペイン)、イビサの生物多様性と文化(スペイン)、文化的・歴史的・自然環境をとどめるオフリッド地域(マケドニア)、ラップランドの貴重な自然ーサーメ文化(スウェーデン)、タッシリ・ナジェール(アルジェリア)、バンディアガラの絶壁(ドゴン人の集落)(マリ)、オカシュランバ・ドラケンスバーグ公園(南アフリカ)、ティカル国立公園(グアテマラ)、マチュ・ピチュの歴史保護区、リオ・アビセオ国立公園(ペルー)



 
富士山をユネスコ世界遺に!について、当世界遺産総合研究所の会員の皆様をはじめ広く英知を募りたいと思いますので、ご忌憚のないご意見をお寄せ下さい。


 数多く頂いたご意見のなかで、ユネスコ世界遺産に登録されている物件のなかで、文化的景観や複合遺産についての関心が大変高いことがわかりました。これらを踏まえ、下記の10冊をご参考に供します。

 「世界遺産ガイド−世界遺産登録をめざす富士山編−」 (シンクタンクせとうち総合研究機構 発行)  New
 「世界遺産データ・ブック−2014年版−」 (      同上      )  
New
 「世界遺産事典−981全物件プロフィール−2014改訂版」 (      同上      ) New
 「世界遺産マップス−地図で見るユネスコの世界遺産−2014改訂版」 (      同上      ) New
 「世界遺産ガイド−文化遺産編−2013改訂版」(      同上      )
 「世界遺産ガイド−文化遺産編ーW文化的景観」(      同上      )

 「世界遺産ガイド−文化的景観編−」(      同上      )
 「世界遺産ガイド−名勝・景勝地編−(      同上      )
 「世界遺産ガイド−自然遺産編−2013改訂版」(      同上      )
 「世界遺産ガイド−複合遺産編−2013改訂版(      同上      )

 なかでも、 「世界遺産ガイド−世界遺産登録をめざす富士山編−」は、これまでに、当シンクタンクが世界遺産登録の視点から見てきた富士山研究の集大成です。 

 また、世界遺産条約の本旨、世界遺産の登録要件等の基礎知識を深める為には、下記の文献をご参照にして下さい。

 「世界遺産ガイド−世界遺産条約とオペレーショナル・ガイドラインズ編」(シンクタンクせとうち総合研究機構 発行)
 「誇れるガイド−自然公園法と文化財保護法 (      同上      )
 「世界遺産ガイド−世界遺産条約編−
 「世界遺産ガイド−国立公園編−」(      同上      )
 「世界遺産ガイド−危機遺産編−2013改訂版」 (      同上      )  
 「世界遺産ガイド−世界遺産の基礎知識」 (      同上      ) 
 「世界遺産Q&A−世界遺産の基礎知識−2001改訂版」 (      同上      ) 

 「世界遺産Q&A−世界遺産化への道しるべ−」 (      同上      ) 
 「世界遺産キーワード事典 2009改訂版」 (      同上      ) 
 「世界遺産フォトス−写真で見るユネスコの世界遺産−」 (      同上      ) 
 「世界遺産フォトス−第2集 多様な世界遺産−」 (      同上      )

 「世界遺産フォトス−第3集 海外と日本の至宝 100の記憶−」 (      同上      ) 
 「日本の世界遺産−総集編−」 (      同上      ) 
 「世界遺産ガイド−日本編−2.保存と活用」 (      同上      ) 
 「世界遺産学入門 −もっと知りたい世界遺産−」 (      同上      ) 
 「世界遺産入門−過去から未来へのメッセージ−」 (      同上      )

 また、富士山のほかにも日本には、内外に誇れるすばらしい自然環境や文化財が数多くあります。当シンクタンクでは、これらを地域別・都道府県別・項目別に整理してみましたので、これらもご参考にして下さい。

 「誇れる郷土ガイド−東日本編−(シンクタンクせとうち総合研究機構 発行)
 「誇れる郷土ガイド−西日本編−(      同上      )
 「環日本海エリア・ガイド
(      同上      )
 「誇れる郷土ガイド−北海道・東北編−(      同上      )
 「誇れる郷土ガイド−関東編−」(      同上      )
 「誇れる郷土ガイド−中部編−」(      同上      )
 「誇れる郷土ガイド−近畿編−」(      同上      )

 「誇れる郷土ガイド−中国・四国編−」(      同上      )
 「誇れる郷土ガイド−九州・沖縄編−」(      同上      )
 「誇れる郷土ガイド−全国47都道府県の観光データ編−2010改訂版」(      同上      )
 「誇れる郷土ガイド−全国47都道府県の誇れる景観編−」(      同上      )
 「誇れる郷土ガイド−口承・無形遺産編−」(      同上      )

 「誇れる郷土ガイド−全国の世界遺産登録運動の動き−(      同上      )
 「誇れる郷土データ・ブック−2012年版−」(      同上      )


 シンクタンクせとうち総合研究機構 事務局 sri@orange.ocn.ne.jp


本エッセイの改訂記録


2013年5月3日 第13次改訂
2010年12月1日 第12次改訂
2010年10月1日 第11次改訂

2010年5月1日 第10次改訂
2009年9月7日 第9次改訂
2009年8月19日 第8次改訂
2008年8月18日 第7次改訂
2008年2月1日 第6次改訂
2007年9月30日 第5次改訂
2006年9月15日 第4次改訂
2005年12月10日 第3次改訂
2005年10月28日 第2次改訂
2004年9月15日 第1次改訂



古田陽久の講演、出演、出版記録



2013年 7月17日(水) 中国新聞朝刊 オピニオン【言】「富士山登録 浮かれずに」

2013年 6月25日(火) 東海ラジオ 「夕焼けナビ」 《聞きナビ》 「富士山」世界遺産登録決定について(2)
2013年 6月24日(月) 東海ラジオ 「夕焼けナビ」 《聞きナビ》 「富士山」世界遺産登録決定について(1)
2013年 6月24日(月) TBSテレビ 「ひるおび」 祝! 富士山世界遺産に歓喜の瞬間を 
                完全取材 異例の”50分間”審議逆転! 三保松原も登録
2013年 6月24日(月) 日本テレビ 「スッキリ!!」 富士山世界文化遺産に登録 歓喜の瞬間と取材で見えた課題
2013年 6月22日(土) 中日新聞朝刊「富士よ世界へ」 国内遺産に学ぶ 教育に活用、誇り育む
2013年 5月23日(木) 河北新報朝刊【持論時論】世界遺産登録 国際的理解に知恵絞れ

2013年 5月 10日(金) 北海道新聞 夕刊 「富士山/鎌倉 明と暗」
2013年 5月16日号(5月8日発売)週刊文春(文藝春秋) 
  「世界遺産 富士山で地割れ・崩落・河口湖渇水に「噴火可能性100%」

北海道新聞 夕刊 2013年5月 10日 富士山 明暗分けた「富士山」と「武家の古都・鎌倉」
TBSラジオ 「森本毅郎スタンバイ!」 現場にアタック 
  「富士山を維持するための「入山料」には、色々な意味がある。2013年5月6日
毎日新聞 静岡版 朝刊 2013年5月 3日
読売新聞 静岡版 朝刊 「離れすぎ 違和感か」 2013年5月 2日
読売新聞 朝刊 世界遺産勧告 「開発規制」どこまで 2013年5月 2日
東京新聞 朝刊 2013年5月 2日
TBS ひるおび! 2013年5月 3日
BS朝日 午後のニュース・ルーム 2013年5月 2日
テレビ朝日 モーニングバード! 2013年5月 2日
TBS NEWS23 2013年5月 1日
テレビ朝日 ANNスーパーJチャンネル 2013年5月 1日
TBS Nスタ  ニュース 2013年5月 1日 
TBS ひるおび! 2013年5月 1日
フジテレビ めざましテレビ (2013年5月 1日)
フジテレビ めざにゅ〜  MEZA NEWS (2013年5月 1日)
朝日新聞山梨版「富士山世界遺産登録に影響? 名称にイコモス注文」 2013年2月13日
朝日新聞山梨版「富士の麓で」 日米共同訓練〈下〉(2011年10月10日)
フジテレビ・スーパーニュース「富士山に鎌倉…どうなる世界遺産」(2011年7月27日)
朝日新聞山梨版「富士山世界遺産登録 推薦書原案最終決定」(2011年7月23日)
世界遺産ガイド−世界遺産登録をめざす富士山編−」(2010年11月23日)
社団法人富士五湖青年会議所主催
 「富士"考"フォーラム 〜 地域を愛する心〜 どうなる富士山 どうする私達」 パネリスト
 (於:勝山ふれあいセンター さくやホール(山梨県南都留郡富士河口湖町) 2009年9月19日(土)

富士山憲章制定10周年記念フォーラム実行委員会主催
 「富士山の恵みを永久に引き継ぐ〜過去、現在、そして世界遺産へ〜」  パネリスト
 (於:ハイランドリゾートホテル(山梨県富士吉田市) 2008年11月18日)

NHKラジオ第一「土曜ジャーナル」 世界遺産登録で富士山は変わるのか〜富士山の将来像を探る〜2008年2月23日)
読売新聞山梨・静岡版「世界遺産への道」【5】登録活動の゛産物゛(2008年2月6日)

山梨県富士河口湖町「広島での視察研修受け入れ 世界遺産に対する取り組み」(2007年5月31日)
毎日新聞「企画特集 きょうはみどりの日 富士山のごみ まだ残る」(2007年5月4日)

岳南朝日「富士山の世界文化遺産登録『環境、景観問題解決の機会に』」(2007年4月22日)
富士ニュース「地元の熱意と支援 広域連携が不可欠」(2007年4月21日)
富士青年会議所主催「富士青年会議所創立50周年事業特別企画4月公開例会 「世界遺産で富士市が変わる?」」 (於:静岡県富士市 2007年4月19日)
山梨日日新聞「富士吉田でシンポジウム 文化的価値を探る」(2007年3月18日)
富士山文化的景観協議会主催「富士山の文化的景観を考える」(於:山梨県富士吉田市 2007年3月17日)
国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所主催
 「第16期 富士・伊豆地域文化塾 文化遺産とまちづくり〜文化遺産と共に暮らす地域」(於:静岡県沼津市 2007年2月14日)

読売新聞静岡支局主催「世界遺産シンポジウム〜世界文化遺産に向けて」(於:静岡県静岡市 2006年10月15日)

静岡新聞(2006年1月1日)

静岡第一テレビ「ドキュメント静岡 富士山の光と影」 (2005年11月19日)
富士コミュニティエフエム放送「プロジェクト・チーム富士山」(2005年11月11日放送)
FM富士「ON THE FREEWAY」(2001年8月19日放送)











富士山は、標高3776m、山頂に直径約800m、深さ200mの噴火口をもち、東西約35km、南北約38kmにわたり美しい裾野を広げている。











富士吉田からの富士山













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