【本書の特色】日本の世界遺産の持続可能な発展を考える
2012年は、ユネスコが1972年に世界遺産条約を採択して40年、日本が世界遺産条約を締約して20年となる節目の年。世界遺産の持続可能な発展の為には、地域社会が世界遺産とどの様に向き合っていくべきなのか、その役割とあり方が問われている。本書は、日本の世界遺産と暫定リスト記載物件を総集し、世界遺産条約、それに、日本の世界遺産の持続可能な発展について考える題材としたい。
【目 次】
■日本の世界遺産 概説
概説 6
日本の世界遺産 遺産種別・地域別の数 7
日本の世界遺産 登録面積と登録基準 8
日本の世界遺産 世界遺産登録の歩み 9
日本の世界遺産 分布図(含む暫定リスト記載物件) 10
日本の世界遺産 歴史的な位置づけ 12
日本の世界遺産 世界遺産登録と「顕著な普遍的価値」の証明 14
※世界遺産の数の国際比較 4
※世界遺産の登録基準 16
■日本の世界遺産 各物件の概要
知床 18
白神山地 26
平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群― 32
日光の社寺 40
小笠原諸島 49
白川郷・五箇山の合掌造り集落 52
古都京都の文化財(京都市 宇治市 大津市) 62
法隆寺地域の仏教建造物 74
古都奈良の文化財 80
紀伊山地の霊場と参詣道 88
姫路城 102
広島の平和記念碑(原爆ドーム) 106
厳島神社 110
石見銀山遺跡とその文化的景観 116
屋久島 124
琉球王国のグスク及び関連遺産群 128
※世界遺産を取巻く脅威や危険 136
※新登録に関わる登録推薦件数について 136
■日本の世界遺産暫定リスト記載物件 各物件の概要
武家の古都・鎌倉 138
富士山 142
富岡製糸場と絹産業遺産群 146
長崎の教会群とキリスト教関連遺産 150
九州・山口の近代化産業遺産群 154
北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群 156
国立西洋美術館本館
(ル・コルビュジエの建築作品−近代建築運動への顕著な貢献−) 158
金を中心とする佐渡鉱山の遺産群 162
彦根城 164
飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群 168
百舌鳥・古市古墳群 172
宗像・沖ノ島と関連遺産群 174
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