新・世界七不思議の候補と世界遺産







 スイスの財団「ニュー・セブンワンダーズ」は、エジプト・ギザのピラミッドなど2000年以上前に選ばれた
「世界の7不思議」に代わる「新・世界の7不思議」をインターネットによる世界中からの投票で選出する作業を進めています。

 「新・世界の7不思議」は、2007年7月7日(土曜日)にポルトガルのリスボンで開催される公式行事で発表されます。

 「新・世界の7不思議」の21の候補は、結果的に、ユネスコの「世界遺産リスト」に登録されているもの、それに、将来の世界遺産候補である「暫定リスト」に登録されているものが、ほとんどです。

 わが国の関係では、世界遺産・古都京都の文化財の構成資産の一つである「清水寺」がノミネートされています。「清水寺」がどれだけ不思議なのかについては評価のわかれるところですが、ゆかりのもとして応援したいと思います。







候補名 概 要 備考
01 アテネのアクロポリス
紀元前450年〜330年
アテネ
ギリシャ
アテネの有名な「聖なる岩」の上に築き上げたアクロポリスは無限なパワーを潜めて、民を守り続けている。アクロポリスの神殿は古代でも、現代歴史でも、もっとも有名な建築の目印す。特にパルテノンは、現在でもギリシャ文明の国際的なシンボルとなっている。 神殿は文化と教育を象徴して、現在UNESCO のロゴにも出現している。文明と民主の偉大な象徴。

アテネのアクロポリス
1987年世界遺産登録
02 アルハンブラ
12世紀
グラナダ
スペイン
モハメッド一世、グラナダでのモーリッシュ王朝の最初の王様が、9世紀に改築した、皇居にしたそのお城は、現在でも世界中に知られているアルハンブラ。 面積の13ヘクタールの建物は、素晴らしい壁画と内部の細部装飾で世界中に知られている。アルハンブラは全世界で、モーリッシュ建築の優秀な例の一つであって、ヨーロッパの観光名所。尊厳と対話の象徴。

グラナダのアルハンブラ、
ヘネラリーフェ、アルバイシン

1984年世界遺産登録
03 アンコール
12世紀
カンボジア
アンコール・ワットは、東南アジアにあるクメール王国のもっとも重要な遺跡で世界最大の宮殿。アンコール・ワットは、12世紀の初めに国王スールヤバマン 時代に建てられて、複雑な装飾と人を虜にする魅力で世界中に有名。護城河と城壁と中央にある宮殿群で、アンコール・ワットは、海洋は回りにあって、メール山が宇宙の中心にあるヒンズー教の世界を表象。美しさと神聖の偉大なる象徴。
アンコール
1992年世界遺産登録
04 チチェン・イツァのピラミッド
紀元800年ユカタン半島
メキシコ
チチェン・イツァのもっとも有名なマヤの廟城は、マヤ文明の政治と経済の中心。ククルカンのピラミッド、チャク・モルの宮殿、千の柱の大広間などの様々な建物は、現在でも存在し、建設空間と構成の偉大なる証し。ピラミッド自身は、すべてのマヤ宮殿の中で、最後と偉大なる廟城。崇拝と知識の象徴。
チチェン・イッツア古代都市
1988年世界遺産登録
05 イエス・キリスト像
1931年
リオデジャネイロ
ブラジル
このイエス像は高さ38メートルで、コルコバード 頂上に立て、 リオデジャネイロを見下ろしている。ブラジル人のエイトール・ダ・シルバコスタが設計して、フランスの彫刻家のポール・ランドウスキ により作り上げて、世界でもっとも有名な記念碑の一つ。肖像は5年かけて築いて、1931年10月12日に完成した。このイエス像は、都市のシンボルとブラジル人の熱情の象徴となって、両手を広げて観光客を迎え入れている。
リオデジャネイロの文化的景観
暫定リスト記載物件
06 ローマのコロセウム
紀元70-82年
ローマ
イタリア
ローマの中心地にある偉大なコロセウム競技場は、勝利した軍団への尊敬の意を表して、ローマ帝国の繁栄を祝うために建てられた。設計理念が今でも生きて、 2000年後の今現在でも、すべてのスタジアムには最初のコロセウムの設計の痕跡が残っている。現在、映画と歴史の本によって、 競技場で観客の喜びのために 残酷な戦いと運動が行われたことはさらに認識できる。歓楽と苦難の象徴。

ローマの歴史地区
1980年世界遺産登録
07

イースター島の彫像
10世紀〜16世紀
イースター島
チリ

ある復活祭の祝日(イースター)に、オランダの探検家ヤーコブ・ロッゲベーンにより発明された高さの25メールの石像の起源は、いまでも歴史学者と考古学者にとって未知。4世紀にポリネシア人が入植したことによって、独特な記念碑の彫刻の伝統が現れて来たとも言われている。10世紀〜16世紀の間、モアイと呼ばれている巨大な石像が建てられて、世界中の人々を魅了して、この島に神秘的な雰囲気を与えた。神秘と畏敬
象徴。
ラパ・ヌイ国立公園
1995年世界遺産登録
08 エッフェル塔
1887年〜89年
パリ
フランス
建築家グスターブ・エッフェルの傑作で、この鉄鋼製の壮大な塔は、すでにパリ、又はフランスのシンボルになった。エッフェル塔は、全世界で知られている目印で、西洋の建築世界の最も人気がある建物。エンパイア・ステート・ビルディングが建築されるまでは、この塔は世界最高の人工建造物だった。毎年6百万人の観光客がエッフェル塔を訪れる。チャレンジと進歩の象徴。

パリのセーヌ河岸
1991年世界遺産登録
09 中国の万里の長城
紀元前220年〜紀元1644年
中国
万里の長城を建てる目的は、関所を連結して、統一した防御システムを作って、モンゴルの敵を効果的に国内進入を防ぐことであった。最大の人工の建築物で、唯一宇宙から見ることができる。この巨大な建造物を築き上げるためには、数え切れない人々が命を捧げた。 忍耐と固執の驚くべき証明。
万里の長城
1987年世界遺産登録
10 ハギア・ソフィア
紀元532年〜537年
イスタンブール
トルコ
ハギア・ソフィアは、ユスティニアーヌス皇帝(紀元532年〜537年)によって、ビザンチン帝国の力と影響が頂点に達した時代に、建てられた。 建物の重要な特徴の巨大な丸天井は、イスラム教のモスクの設計の手本としてよく使用しています。実際は、ビザンチン帝国の滅亡の時、ハギア・ソフィアがオットマンのモスクになりました。今日は、キリスト教とイスラム教の記念館となっています。忠誠と尊敬の象徴。
イスタンブールの歴史地区
1985年世界遺産登録
11 清水寺
749〜1855年
京都
日本
西暦紀元794年に建設された京都は千数年以上日本の天皇と将軍の居所であった。日本の天皇は御所皇宮で王位を継ぎました。数々の傑作の中では、東本願寺と西本願寺、金閣寺、清水寺が有名です。京都のお寺は、長い歴史の中で何回も破壊されて再建された、アジアの中の偉大な文化遺産です。
古都京都の文化財
(京都市、宇治市、大津市)

1994年世界遺産登録
12 クレムリン宮殿と赤の広場
1156年〜1850年
モスクワ
ロシア
イワン一世の居住として建設されたクレムリン宮殿は、1917年ロシア革命までにツァーの宮殿でした。今日でも大統領の事務室です。クレムリン宮殿前の赤の広場は、印象的で華麗な広場で、多くの人が栄光ではないメーデーのデモに対して関連している。広場の上でそびえ立っているのは、1550年代に建てられた、イワン大帝がカザンにあるモンゴルの要塞を攻撃占領することを記念する、聖バジルの教会堂がある。
モスクワのクレムリンと赤の広場
1990年世界遺産登録
13 マチュピチュ
1460年〜1470年
ペルー
マチュピチュ
15世紀にインカ国王パチャクテクが、白い雲の漂う山上で、マチュピチュ(“古い山地”)を称する都市を建設した。抜群の都市の部分は、アマゾンのジャングルに深く入り込んでウルバンバ川上にあるアンデス高原の上に位置している。 天然痘流行のためインカ人に捨てられて、スペインがインカ帝国を打ち負かした後に3世紀を超えた間、姿をひそめました。1908年にマチュピチュがヒラム・ビングハムに再発見された。

マチュ・ピチュの歴史保護地区
1983年世界遺産登録
14 ノイシュバンシュタイン城
1869〜1884年
フッセン
ドイツ
ノイシュバンシュタイン城は、お城や関所が戦略的な意味のない時代に建てられた。逆に、純粋な幻想により誕生して、奇麗でロマンチックなタワーと城壁が、湖と山を背景して、 完全に構成した。 様々な建築の風格と内在する工芸品との結合は、何代もの大人も子供を感激させた。
15 ペトラ
紀元前9年〜紀元40年
ペトラ
ヨルダン
ぺトラはアラブ砂漠のへりに位置して、国王アレタス四世(紀元前 9 年〜西暦紀元 40年)のナバタ国王のきらきら光る都であった。水利技術の支配者のナバタ人は、都 に偉大な運河や水を造って蓄える室を提供した。ギリシャ・ローマのスタジアムを原型に作ったスタジアムが4千人の観客を納まった。今日、ぺトラ皇宮のお墓は、エル・デール修道院の42米の高いギリシア風格の正面も含めて、中東の文化の極めて感動する模範となる事例。
ぺトラ
1985年世界遺産登録
16 ギーザ・ピラミッド
紀元前2600年〜2500年
エジプト
古代の世界七不思議の最も古くて依然として現存する唯一のギーザ・ピラミッドは、 完全な芸術と設計の証拠で、後代も一度も実現していない。計画者と技師によって、神様にも見えた世俗的な支配者のために建設した。哲学は未だ現存しない時代で、創造もいかなる質疑に屈しなかった。ピラミッドはもっとも純粋な建造物で、建てる自体は永遠を意味する。

メンフィスとそのネクロポリス
ギザからダハシュールまでの
ピラミッド地帯

1979年世界遺産登録
17 自由の女神
1886年
ニューヨーク
アメリカ
自由の女神は、フランス政府が米国に贈呈した、自由と独立の理念を表彰するための贈り物であった。早期の国の寛大さを象徴する行為であった。20世紀に平和と繁栄した新しい生活を探して、アメリカに移民している数百万人にとっては、この巨大な彫像が自由と望みのシンボルになった。 古代の世界七不思議のロードス島巨人に近いNew7Wonders の候補。

自由の女神像
1984年世界遺産登録
18 ストーンヘンジ
紀元前2000年〜1500年
エームズベリー
イギリス
ストーンヘンジは紀元前2000年前後に築き始めて、およそ500年後に完成しした。すべての巨石は50トンより重くて、建設学の壮挙。遺跡の創作者も目的も不明だが、古代大地崇拝するお寺、天文展望台、聖なる墓地などだと推測された。

ストーンヘンジ、エーブベリー
および関連の遺跡群

1986年世界遺産登録
19 シドニーのオペラ・ハウス
1954年〜73年
シドニー
オーストラリア
シドニーのオペラ・ハウスが1973年完成したときは、この陸上の目印がオーストラリア大陸を世界の地図にのせることにした。普通に考えるオペラハウスのイメージを模倣せずに、この建物は完全に抽象的な表現。抽象的な芸術を創造する能力は、19世紀末期に撮影が発明されて、画家たちが始めて実物を立体的で抽象的に表現したときに発展してきた。

シドニーのオペラ・ハウス
暫定リスト記載物件
20 タージ・マハル
紀元1630年
アグラ
インド
深く愛した亡婦を記念するために、第五代のムスリムムガール国王シャー・ジャハンの命令によってこの抜群のムスリム陵墓が建設された。白い大理石を使って、正式的な壁の花園の中にそびえ立っているタージ・マハルは、インドでのムスリム芸術の中の最も完璧な明珠として高く評価されている。国王は拘置されて、 牢獄の小さな窓を通してタージ・マハルを見ることがでた。

タージ・マハル
1986年世界遺産登録
21 トンブクツー
12世紀
マリ
12世紀に、トンブクツーは四つの最も重要な商用道路の交差点にあって、 中東からスペインまでのアラブ世界の補給を輸送した。その時代に、東方で最も豊富な地域の一つであった。人類史上の最初の大学を建設へのきっかけとなって、コーランのサンコールと称する有名なイスラム大学では、二万人の学生が法律、医学、修辞学などを学んだ。今日は、印象深い神話として残って、古代の世界七不思議のバビロン空中の花園に似ている。

トンブクトゥー
1988年世界遺産登録





参考文献
世界遺産入門ー過去から未来へのメッセージー
世界遺産学入門
世界遺産ガイドー世界遺産条約編ー
世界遺産ガイド −世界遺産の基礎知識−
世界遺産ガイド −図表で見るユネスコの世界遺産編−
世界遺産キーワード事典
世界遺産事典−830全物件プロフィール−
世界遺産ガイド −文化遺産編−4.文化的景観
世界遺産ガイド −日本編 −2006改訂版
誇れる郷土ガイド −全国47都道府県の誇れる景観編 −














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