世界遺産学習の本質






世界遺産ガイドー危機遺産編ー表紙  
監修 古田陽久,古田真美
企画・構成 21世紀総合研究所
編集 世界遺産総合研究センター
発行 シンクタンクせとうち総合研究機構
定価 2,100円(本体2,000円)
ISBN 4-916208-45-5 C1537
発行 2001年7月31日
判型 A5
頁数 128ページ

注文

日本図書館協会選定図書
全国学校図書館協議会選定図書















【本書の特色】ユネスコ世界遺産に登録されている危機遺産を特集本書は,ユネスコ世界遺産に登録されている物件のうち,深刻な危機にさらされ緊急の救済措置が必要とされている「危機にさらされている世界遺産」(危機遺産)30物件を特集する。また,危機遺産関連の情報源や参考データも収録している。




目  次

 ■ユネスコ世界遺産の概要

   ユネスコ世界遺産が準拠する国際条約 6 
   ユネスコとは 6 
   これまでの経緯 6 
   わが国の世界遺産条約の締結 6 
   世界遺産条約の目的 6 
   世界遺産条約の事務局 6 
   世界遺産条約の概要 6 
   世界遺産条約の締約国(164か国)と世界遺産の数(122か国690物件)〈世界遺産条約締約日順〉 7 
   世界遺産の種類 10 
   危機にさらされている世界遺産(【危機遺産】 30物件) 12
   世界遺産基金 14
   世界遺産委員会委員国 15                             
   世界遺産委員会の開催歴 15  
   ユネスコ世界遺産の登録基準 16 
   危機にさらされている世界遺産リストへの登録基準 16 
   日本のユネスコ世界遺産 17
   日本の暫定リスト記載物件など 18
   世界遺産委員会等の開催サイクルの変更 18
   第25回世界遺産委員会ビューロー会議(パリ) 18
   今後のスケジュール 18
   ユネスコ世界遺産の今後の課題 18
   グラフで見るユネスコの世界遺産 20
   世界遺産への登録手順フロー・チャート 21
   世界遺産分布図 22-23
   自然遺産分布図 24-25
   文化遺産分布図 26-27
   複合遺産分布図 28-29 
   危機にさらされている世界遺産分布図 30-31 


 ■世界遺産に登録されている危機遺産

   ザビドの歴史都市(Historic Town of Zabid) イエメン 34-35
   バフラ城塞(Bahla Fort) オマーン 36-37   
   エルサレム旧市街と城壁(The Old City of Jerusalem and its Walls) ヨルダン推薦物件 38-39
   マナス野生動物保護区(Manas Wildlife Sanctuary) インド 40-41
   ハンピの建造物群(Group of monuments at Hampi) インド 42-43
   ラホールの城塞とシャリマール庭園(Fort and Shalamar Gardens in Lahore) パキスタン 44-45
   アンコール(Angkor) カンボジア 46-47 
   コトルの自然・文化−歴史地域(Natural and  Culturo-Historical Region of Kotor)
                             ユーゴスラヴィア連邦共和国 48-49
   スレバルナ自然保護区(Srebarna Nature  Reserve) ブルガリア  50-51
   ブトリント(Butrint) アルバニア 52-53
   イシュケウル国立公園(Ichkeul National Park) チュニジア 54-55
    トンブクトゥー(Timbuktu) マリ 56-57  
   ジュディ国立鳥類保護区(Djoudj National Bird Sanctuary) セネガル 58-59
   アイルとテネレの自然保護区(Air and Tenere Natural Reserves) ニジェール  60-61
   ニンバ山厳正自然保護区(Mount Nimba Strict Nature Reserve) ギニア/コートジボワール 62-63 
   アボメイの王宮(Royal Palaces of Abomey) ベナン 64-65   
   マノボ・グンダ・サンフロ−リス国立公園(Parc National du Manovo-Gounda St.Floris)
                                   中央アフリカ 66-67
   ヴィルンガ国立公園(Virunga National Park) コンゴ民主共和国 68-69
   ガランバ国立公園(Garamba National Park) コンゴ民主共和国 70-71 
   カフジ・ビエガ国立公園(Kahuzi-Biega National Park) コンゴ民主共和国 72-73
   サロンガ国立公園(Salonga National Park) コンゴ民主共和国 74-75
   オカピ野生動物保護区(Okapi Faunal Reserve) コンゴ民主共和国 76-77
   ルウェンゾリ山地国立公園(Rwenzori Mountains National Park) ウガンダ 78-79
   シミエン国立公園(Simien National Park) エチオピア 80-81 
   イエローストーン(Yellowstone) アメリカ合衆国 82-83 
   エバーグレーズ国立公園(Everglades National Park) アメリカ合衆国 84-85
   リオ・プラターノ生物圏保護区(Rio Platano Biosphere Reserve) ホンジュラス 86-87
   サンガイ国立公園(Sangay National Park) エクアドル 88-89 
   チャン・チャン遺跡(Chan Chan Archaeological Zone) ペルー 90-91
   イグアス国立公園(Iguacu National Park) ブラジル/アルゼンチン 92-93

 ■危機遺産関連の情報源  

   国際機関(含むNGO)96  大使館・観光局・政府関係機関 96 各種団体・研究機関等 98 
   博物館・美術館 99 通信社・新聞社・テレビ局 100 資料・ニューズレター・リーフレット 100        
   書籍 103  地図 107 雑誌 108 テレビ番組 108 ビデオ・CD-ROM・DVD 109 
   インターネット 110      

 ■参考データ

   世界遺産の基礎用語 112-117
   コラム 危機遺産について 118 
        世界遺産は,いつも,見えない危険にさらされている? 119

 ■索 引 121-123





学習のポイント

 2001年3月,世界遺産化の動きもあったアフガニスタンのバーミヤン石窟が破壊されました。
 ユネスコ世界遺産をはじめ,地球上の貴重な自然環境や文化財についても,地震などの天災,戦争などの人災,地球温暖化,砂漠化,海洋汚染などの地球環境問題,それに観光公害などの原因によって,いつも見えない危険や危機にさらされています。
 わたしたちは,かけがえのない素晴らしい地球遺産を守り,未来世代に責任をもって引継いでいかなければなりません。
 本書は,ユネスコ世界遺産690物件のうち危機にさらされている世界遺産リストに登録されている30物件の危機遺産をクローズ・アップし,これらの学習を通じて,恒久的な自然保護や文化財保護のあり方を考えてみたいと思います。




 














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