クルーズ船での世界遺産の旅のすすめ









 クルーズ船でのツアーが人気である。今年2015年に入って、「にっぽん丸」(商船三井客船)での20日間の「東南アジア・クルーズ」と6日間の「小笠原と硫黄島周遊クルーズ」に参加する機会に恵まれた。

 東洋のガラパゴスにもたとえられる「小笠原諸島」(東京都)の様に、船でしか行くことのできない世界自然遺産を訪ねることができるのも貴重な経験だ。

 前者の寄港地は、横浜−香港(中国)−ダナン・ニャチャン・ホーチミンシティ(ヴェトナム)−コタキナバル(マレーシア)−プエルトプリンセサ(フィリピン)−横浜、後者は、横浜−父島−横浜であったが、寄港地からの世界遺産、「マカオの歴史地区」(中国)、「フエの建築物群」、「古都ホイアン」(ヴェトナム)、「キナバル公園」(マレーシア)などへのオプショナル・ツアー、或は、船上からの太平洋戦争の激戦地「硫黄島」、40年ぶりの噴火で新島が出現、急拡大し一体化した「西之島」などの島々や「ホエール・ウオッチング」など船旅ゆえの醍醐味を満喫できた。

 クルーズ船でのツアーの良いところは、(1)徐々に進むのでジェット・ラグ(時差ボケ)がない。(2)飛行機が嫌いな人、乗れない人でも大丈夫であること。(3)荷物の揚げ下ろしの手間が少ない。(4)全食事付きであること。(5)船上でのコンサートなど各種イベントを楽しめることなどが挙げられる。

 旅程の長いロング・クルーズになればなるほど、時間的にも経済的にもゆとりがなければ参加できないが、参加者の平均年齢が70歳を越えていることからもわかる通り、男女共に元気な高齢者が多いのにも驚かされる。

 また、世の中狭いもので、知人にお会いすることもある。これまでも、日本の世界自然遺産、屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森県・秋田県)、知床(北海道)を巡る「日本一周クルーズ」で、神戸−神戸、横浜−横浜と時計回り、逆回りと二周、また、「世界一周クルーズ」でのアレキサンドリア(エジプト)−ピレウス(ギリシャ)−ヴァレッタ(マルタ)−チヴィタヴェッキア(イタリア)−カンヌ(フランス)−バルセロナ(スペイン)間のエーゲ海・地中海の区間クルーズも経験してきた。

 航海は人生にもたとえられ、好日ばかりではないが、日常生活から開放される非日常の船旅は、異文化との出会いの場であり、心身をリフレッシュさせてくれるからおすすめだ。





にっぽん丸での船内講演 講師 古田陽久













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