【本書の特色】ユネスコ記憶遺産の仕組みと登録遺産のすべて


「世界の記憶」（Memory of the World）は、世界的に重要な忘れてはならない記録（文書、書籍、絵、地図、音楽、写真、映画など）である世界記憶遺産の保存と利活用を目的に、1992年に開始されたユネスコの事業である。本書では、「世界の記憶」の仕組みを明らかにし、現在、登録されている427件を地域別・国別・登録年別・所蔵機関別に整理。



【目　　次】


　■「世界の記憶」　概説　6-7


　■ユネスコとは　

　　　ユネスコとは　10
　　　ユネスコ憲章　10
　　　ユネスコの目的と活動領域　10
　　　ユネスコの主要機能　11
　　　ユネスコの加盟国（加盟国195、準加盟地域10）とユネスコ遺産の数　12-16
　　　ユネスコの機関　16
　　　ユネスコの事務局　19
　　　ユネスコの財政　20
　　　日本ユネスコ国内委員会　20
　　　民間のユネスコ活動　20　
　　　ユネスコの文化面での近年の活動　20　
　　　日本の貢献　21　
　　　問題と課題　21　
　　　
　ユネスコ通常予算の分担率（2016〜2017年）　22


　■世界記憶遺産　概要　

　　　 「世界の記憶」とは　24　　
　　　 「世界の記憶」が準拠するプログラム　24　　
　　　 「世界の記憶」の成立と背景　24　　
　　　 「世界の記憶」プログラムの略史　24
　　　 「世界の記憶」の理念と目的　26　
　　　 「世界の記憶」プログラムの主要規定　26　
　　　 　国際諮問委員会　27　　
　　　 　国際諮問委員会の委員　27　
　　　　 国際諮問委員会の開催歴と登録件数　27　　 　　　 　　　
　　　 　国際諮問委員会の補助機関　28
　　　 「世界の記憶」の事務局　28　　 　　　 　　　
　　　 「世界の記憶」の数（124の国と地域、6国際機関、2民間財団の427件）　28　
　　　 「世界の記憶」の種類　29　　
　　　 「世界の記憶」の選定基準　31　　
　　　 「世界の記憶」への登録申請者　31　
　　　 「世界の記憶」への登録手続き　31　
　　　 「世界の記憶」の登録推薦書類の評価　32
　　　 「世界の記憶」への脅威や危険　32
　　　 「世界の記憶」リストからの登録抹消　32
　　　 「世界の記憶」基金　32　
　　　 　日本の「世界の記憶」　32-35
　　　 「世界の記憶」の日本におけるユネスコ窓口並びに国内選考窓口　35　
　　　 　日本ユネスコ国内委員会　35
　　　 　ユネスコ記憶遺産選考委員会　36

　　　 国内公募における選考基準　37
　　　 国内公募における選考申請者　38
　　　 国内公募における申請手続き　38
　　　 ユネスコ記憶遺産（国際登録）国内公募の応募状況　39
　　　 日本の今後の「世界の記憶」候補　40
　　　「世界の記憶」の今後の課題　40
　　　 今後の「世界の記憶」委員会等の開催スケジュール等　40
　　　「世界の記憶」を通じての総合学習　40

　　　 コラム 明暗をわけた2人の領事が発給したヴィザの記録　　44

　　　 透明性が求められる「世界の記憶」登録の選考プロセス　45
　　　 「世界の記憶」保護の為の一般指針　46-47
　　　 「世界の記憶」の登録推薦書式　48-49

　　図表で見るユネスコの「世界の記憶」

　　　「世界の記憶」の分布図　50-51
　　　「世界の記憶」の数　52-53
　
　　※世界遺産、世界無形文化遺産、世界の記憶の違い　54-55


　■「世界の記憶」　地域別・国別　

　　　アフリカ（AFRICA）　58-61　
　　　アラブ諸国（ARAB STATES）　62-64　
　　　アジア（ASIA）　65-79
　　　太平洋（the PACIFIC）　80-81
　　　ヨーロッパ（EUROPE）　82-115　
　　　北米（NORTH AMERICA）　116-118　
　　　ラテンアメリカ・カリブ（LATIN AMERICA and the CARIBBEAN）　118-132　
　　　その他　133-134
　　　複数国・複数の地域にまたがる「世界の記憶」　135-137

　　※ユネスコ遺産の合計数　登録上位国　138


　■「世界の記憶」　登録年別　139-151


　■「世界の記憶」　国別・所蔵機関別　153-187


　　※「世界の記憶」関連略語　188


　■索引　 　　　

　　国名、国際機関、団体（50音順）　190-191
　　国名（124の国と地域　地域別）　192-193
　　登録遺産名（50音順）　194-203

　　※「世界の記憶」の旅　204-205