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日本図書館協会選定図書 全国学校図書館協議会選定図書 |
【本書の特色】ユネスコの世界無形文化遺産を特集 遺跡,建造物群,モニュメントなどの有形文化遺産を対象とする,ユネスコの世界遺産と共に注目されているのが,無形文化遺産を対象とする「人類の口承及び無形遺産の傑作」(いわゆるユネスコの世界遺産の無形文化遺産版)。本書では,この制度の仕組みと2001年5月に初指定された世界の無形文化遺産の代表作19件(20か国)の概要等を紹介する。 【 目 次 】 ■ユネスコ「人類の口承・無形遺産の傑作」趣旨概要 1.準拠する勧告 2.実施ガイドライン 3.背 景 4.目 的 5.これまでの経緯 6.口承・無形遺産とは 7.応募対象 8.応募資格 9.応募方法 10.審査手順 11.事前審査 12.国際審査委員会 13.選考基準 14.事務局 15.世界遺産との違い 16.わが国の対応 17.わが国の暫定リスト記載物件 18.わが国の今後の課題 19.今後の方向性 「人類の口承・無形遺産の傑作」選考手順 ■ユネスコ「人類の口承及び無形遺産の傑作」各物件概要 □The Cultural Space of 'Sosso-Bala' in Niagassola(ニアガッソラのソッソ・バラの文化空間) ギニア □The Gbofe of Afounkaha : the Music of the Transverse Trumpets of the Tagbana Community (アフォンカファのグボフェ:タグバナ族の横吹きトランペット音楽)コートジボワール □The Oral Heritage of Gelede(ゲレデの口承遺産) ベナン<ナイジェリアとトーゴが支持> 24 □The Cultural Space of Djamaa el-Fna Square(ジャマ・エル・フナ広場の文化空間)モロッコ ★マラケシュのメディナ(旧市街) □The Cultural Space of the Boysun District(ボイスン地域の文化空間) ウズベキスタン □Kuttiyattam Sanskrit Theatre(クッティヤターム サンスクリット劇) インド □Hudhud Chants of the Ifugao(イフガオ族のフドフド詠歌) フィリピン ★フィリピンのコルディリェラ山脈の棚田 □Kunqu Opera(昆劇) 中国 □Royal Ancestral Rite and Ritual Music in Jongmyo Shrine(宗廟の祭礼と祭礼楽) 大韓民国 ★宗廟 □Nogaku Theatre(能楽) 日本 □Opera dei Pupi, Sicilian Puppet Theatre (オペラ・デイ・プーピ,シチリアの操り人形劇) イタリア □The Mystery Play of Elche(エルチェの神秘劇) スペイン ★エルチェの椰子園 □Georgian Polyphonic Singing(グルジアの多声合唱) グルジア □Cross Crafting and its Symbolism in Lithuania(リトアニアの十字架工芸とそのシンボル) リトアニア<ラトビアが支持> □The Cultural Space and Oral Culture of the Semeiskie(セメイスキエの文化空間と口承文化) ロシア連邦 □The Cultural Space of the Brotherhood of the Holy Spirit of the Congos of Villa Mella (ヴィッラ・メラのコンゴの聖霊兄弟会の文化空間) ドミニカ共和国 □The Garifuna Language, Dance and Music(ガリフナの言語,舞踊,音楽) ベリーズ<ホンジュラスとニカラグアが支持> □The Oral Heritage and Cultural Manifestations of the Zapara People (ザパラ人の口承遺産と文化表現) エクアドルとペルー □The Oruro Carnival(オルロ・カーニバル) ボリビア ■「人類の口承及び無形遺産の傑作」の宣言 実施ガイドライン ■索 引 |
編集後記 |
新刊「世界遺産ガイドー人類の口承及び無形遺産の傑作編ー」を発刊致しましたので,ご案内致します。 2001年5月に初指定された人類の口承及び無形遺産の傑作19件(20か国)のそれぞれの概要を紹介します。 これらは,遺跡,建造物群,モニュメントを対象にしたいわゆるユネスコ世界遺産の無形文化遺産版で,言語,文学,音楽,舞踊,遊戯,神話,儀礼,慣習,手工芸など多様な世界の無形文化遺産の代表作です。 初回ということもあり,或は,ほとんど資料がないものもあったりして,情報収集や写真の取り寄せ,取り纏めなどに約1年の歳月を要しました。 出版物としては,おそらく国内初ではないかと思います。今後,日本のテレビ番組でも,これらの無形遺産が端々に登場し紹介されていくことでしょう。 また,取材の過程で,担当者の方とも親しくコミュニケーションできました。ウズベキスタンの「ボイスン地域の文化空間」(The Cultural Space of the BoysunDistrict)については,初めての国際フェスティバルと国際会議が,2002年5月に開催され,当方からも出席しました。 |
関連書籍 |
誇れる郷土ガイドー口承・無形遺産編ー |
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